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2024.03.22
「海をテーマにした活動と未来展望」
コロナ禍での中断を経て、2年ぶりに代官山で行われた都内イベントは、海をテーマに掲げ、環境変化への意識を高める目的で開催されました。
波力発電を研究する鷲尾幸久博士をパネリストに迎え、彼の研究成果や日本における波のエネルギー利用の可能性について語られました。資源に限られた日本が取り組む波力発電プロジェクトは困難が伴うものでしたが、地道な基礎研究の重要性を改めて知ることにとなり、参加者たちは普段あまり耳にすることのない研究内容に興味津々であり、特に大人たちの関心が次世代への伝達につながる可能性を確信しました。
イベントから得た印象は、、子供たちへのメッセージを大人たちが育むことの重要性を再確認させられ、 未来への希望を感じると同時に、現代社会が直面する課題に対する地道な努力が必要であること、技術革新と環境保全が高次元でバランスし合う、その実現には専門家の研究だけでなく、一般市民の関心と協力が不可欠であることをこの都内イベントを振り返り、未来を見据えた取り組みへの参加が重要であることを痛感しました。
今後、持続可能な社会を築いていくためには、研究者と市民が連携した、今回のようなイベントがますます必要不可欠であり、環境保全に向けた積極的な取り組みが求められる時代において、このような機会を活かし、先ずは大人たちが興味を持ち、行動を起こしていくことの必要性を感じました。
パネリスト略歴
氏名 鷲尾 幸久
最終学歴
1979年3月 東海大学 海洋学部海洋工学科卒業
職歴
1979年4月 海洋科学技術センター採用 海洋エネルギー利用技術(主に浮体式波力発電装に関する研究開発に従事)
2002年4月 同 総務部普及・広報課長
2004年7月 独立行政法人海洋研究開発機構経営企画室国際課長 2010年4月 同 地球深部探査センター運用管理室次長
2012年4月 同 事業推進部長
2013年10月 同 広報部長
2016 年 4 月~2022 年 8 月 国立研究開発法人海洋研究開発機構 監事 2022年9月~現在 国立研究開発法人海洋研究開発機構 監査室アドバイザー
その他
2004年10月~2018年9月 鶴岡工業高等専門学校非常勤講師(総合技術論)
2020 年 4 月~ 現 在 佐賀大学海洋エネルギー研究所協議員
2022 年 9 月~ 現 在 一般社団法人海洋産業研究・振興協会 監事
学位
博士(工学)