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2021.03.15

ココロもカラダも満足!ヘルシーフード

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美味しいブッタボウルを食べよう!

ブッダボウルとは

野菜やナッツ、フルーツや穀物などを使用しひとつのボウルに盛られたものでザックリいうところの菜食丼。健康と美にこだわるヘルシー志向の人々が多いアメリカ西海岸が発祥の地と言われていて、野菜に加えタンパク質なども摂れるように考慮された栄養バランスもナイスなヴィーガンフードのひとつ。

 ブッダという名前の由来はボウルに沢山盛られた野菜が「仏陀(buddha)」のお腹に似ていると少しユニークなネーミングがなんともお気に入り。

私がブッダボウルを初めて口にしたのは、バイロンベイ(オーストラリア)のカフェでした。店内はオーガニックにこだわったメニューやドリンクが多く、来店者は健康を絵に描いたようなカップルやファミリーで埋め尽くされ、その様子もTシャツに短パンで裸足、ワンピースにサンダルとナチュラルでリラックスした空間。その空気はやわらかくクリアでさわやかで、なんて表現したらいいのか笑。

注文した『Buddha bowl』は野菜やナッツ、キヌアやアクセント的にフルーツが木の器に盛られたもの。味付けは至ってシンプルで野菜の味がひとつひとつ美味しい!彩りにもトキメキながらあっという間の完食。帰国したらこのブッダボウルを再現したい!と思った。

ファンを魅了するポイント

見るからに彩りがよく美味しそうなのはもちろんだけど、それだけでない。多種の野菜が盛られただけでなく栄養バランスも考慮されているので、大満足。食べたあともカラダの調子が良いのです。ケールや人参は味がしっかりしていて、写真映え用のおまけ野菜ではない笑。野菜のエネルギーをまるごと食す「パワーボウル」と言ってもいいくらい!その地域の気候条件の中で育つ逞しい野菜で、ブッダボウルを再現する時のポイントのひとつにしておこう!

気をつけたいポイント

野菜を数種ミックスさせただけではブッダボウルとしては未完成。サラダばかり食べているダイエッターにありがちな栄養失調状態にならないよう、タンパク質やビタミン&ミネラルのバランスにも気を配りたい。

動物性の食材を使用しないことでタンパク質やビタミンが不十分になる点は、大豆をはじめとする豆類やタンパク質を含む野菜、ビタミンやミネラルはナッツや精製前の穀物を利用するなどが重要です。

また良質な脂質はカラダにも必要不可欠、ナッツやアボカドなどの果物を適量混ぜ込んでバランスを整えることも付け加えて。

精進料理とブッダボウル

ブッダボウルはヴィーガンフードとして広まり、ヴィーガンそのものはベジタリアンのひとつであることを整理しておきます。

ヴィーガンは完全菜食主義であり、肉や魚の他、卵や乳、はちみつも摂らないスタイルで精進料理とは少し異なる。精進料理と同じ位置付けにあるのはオリエンタル・ベジタリアン(こちらもベジタリアンのひとつ)であり、五葷と呼ばれる野菜(ニラ、にんにく、ねぎ、らっきょう、あさつき)を食さない料理のこと。

ヴィーガン人口が高まる背景には個人・企業のSDGs活動の増加もあり、ブッダボウルの人気と同様、精進料理も見直されつつあります。

2020年はコロナ禍の影響もあり、「野菜の買い方・摂取意識」に変化が見られ、健康への配慮から野菜料理に人気が高まっています。

今後も人生の幸福度をあげるべく、ココロもカラダも満足するヘルシーフードの見直しを定期的に行うことをオススメしたい。

太田千恵   管理栄養士 LifE代表

「食はしあわせに宿る」をモットーにゆるりと、健康生活の提案、日々のヘルシーライフを考えるきっかけづくりを発信&活動中。パーソナルトレーナー協業によるカラダコンディショニングプログラム「tone up」、カラダデザインプログラム「Synergize」を展開中。